さよなら涙目

~退職までの100日間~

辞める理由①

辞める理由なんて誰も興味ないだろうけど、今月入ってから続く管理職からのヒアリング。来週もあるのです。
何度やっても気持ちが伝わらない気がするので、来週のヒアリングに向け、気持ちの整理

一番の理由は、数年前に部長のパワハラで課長が自殺したこと。毎日見ていたのに、止められなかった、気づいてあげられなかった。繰り返される後悔と懺悔。
それでも、同じ立場の人たちと話すことができてるうちは良かった。段々と、メンバーが入れ替わり、事件のことを知らない若い人も増えた。課長の荷物は私と当時の庶務係長で片付けた。その机もそのまま新しい課長が使っている。
命日の10月前後は毎年不安定になっていたが、今年はコロナ禍で自殺も増えて、バーっと当時の記憶がよみがえり、ちょっと不安定になってしまった。
何もしてない時にわけもなくつーっと涙がでてしまう。
通勤電車でポロポロ泣くこともあった。
ふっと仕事中に涙がでることもあり、誤魔化すための目薬は必需品だった。
課長が自殺した時に、職場でもカウンセリングを受けたが、もう一度その時話を聞いてくれた保健師さんに話を聞いてもらおうかとも思ったけど、タイミング悪くコロナでそれもできなくなった。

たまらなくなって8月頃、当時の職場仲間にみんなは元気かな?と探りのメールをしたら、異動したメンバーは、新しい職場であの事件など忘れてみんな生き生きと働いていた。
1人職場に残されて、めそめそ泣いてるのは私だけだった。
仲の良かった子が私の異変に気づきランチに誘ってくれた。
話すうちに、ポロポロ涙がボロボロ涙になり、止まらなかった。
彼女もあの事件は忘れた訳じゃないけど、遺族じゃないんだからそこまで背負うことはないと言ってくれた。

とりあえず、異動したい、環境変えたい。
異動したらみんなみたいに生き生きと働けるのだ、と思った。
今の職場は10年目。数年前から異動希望はだしていた。

段々、めそめそ泣きながら、異動することだけが希望みたいになってしまった。

11月。管理職からコロナの関係で今年の異動はムリかもと言われた。


ポキッと心が折れた


退職を勧めてくれたのは配偶者
家族として一番に異変に気づいてくれた。
彼がいなかったら、と思うとちょっとゾッとする。

闇落ちのことはまた心の整理がついてから書きます