退職1日目

退職1日目

普通の休みの日の朝は、今日は何をしようか、少しリラックスしようか、のんびりな気分だけど、今日はその『何をしようかな』が『何をすればいいんだろ』になり、朝から不安な気持ちでいっぱいになる。

一昨日くらいからひっきりなしに来ていた友人、同僚たちからのメールやLINEもパタリと来なくなった

退職の背中を押した言葉の中に『みんな辞めた人のことなんか3日で忘れるよ』というのがあったのですが、あっけなく、ホントにあっけなく、忘れられたみたいに感じてしまう

仕方無いし、それこそ望んでいたことだ

もうLINE見るの辞めよう

退職まであと4日

最終日は出勤しないので実質あと2日

今日は日曜だけど出勤して机とロッカーの片付けと引き継ぎ資料作り

年度末だからか、結構、出勤してる人多い

淡々と荷造りしてる時はそうでもなかったけど、引き継ぎ資料や過去の資料見てたらそれだけでなんだか辛い

本当に自分はこの会社に必要ない人間になっちゃうんだな。なんでこうなった。いつからこうなった。
段々と仕事へのモチベーションが下ってきたのは自分でも自覚してた。
早くここから逃げたい。毎日そのことだけ考えていた。
もうあと数日で逃げれるのに、心が晴れないのはなぜだろう

退職まであと5日

桜満開

ぼーっとしてると涙がでてくる。
テレビのCM見てる時や、普通に電車に乗ってる時に、ふいにツーっと涙がこぼれてくる。

夫は気づくと『またウサギちゃんになってる…』と涙をふきふきしてくれる。
夫はまだ身近な人の死を体験したことがない。
だから、私が他人である上司の自殺にこれほど打ちのめされてることは理解できないし、ふいに別の世界に入ってボロボロと泣きだす姿に、どう接してよいか最初のうちは戸惑っているようだった。

ただ、何度も『ウサギちゃん』状態の私に接するうちに、泣こうと思って泣いてるわけでなく、わけもなく涙が溢れてしまうだけなのは理解し、そして、どう慰めても、本人の意志で止まるものではないことも理解し、ただただ、そばにいることが自分にできることだと結論づけたようである。
その後に強いフラッシュバッグを起こして号泣することもあったが、とりあえず、家の中ならスッキリするまで、ただただ泣かせてくれている。

人のぬくもりにホッとして泣きやむ

孤独だったら、多分、死んでた

退職まであと7日

退職まであと7日
周りがざわざわ騒がしい
懐かしい顔が退職の噂を聞きつけて、顔を出してくれるのは嬉しいが、たいして仲良くない人が、知ってる風な顔して噂を吹聴してるのも耳に入り、なんだかなあという感じ

今日は、以前、数年だけ一緒に仕事した50代の女性上司が突撃してきて、『なんで辞めるの？自分の病気？親の介護？』と矢継ぎ早に質問してきた。のらりくらり全ての質問かわしてたら諦めたようで『明確な理由を教えてもらえなかったわ』と不満そうに帰っていった。

生気吸い取られました…
頼むから静かに退職させて欲しい…

退職まであと10日

退職まであと10日

書類的な手続きはほぼ終わり、後任の人事も発表された。

例の辞めないでくれ（自分がたいへんになるから）と騒いでいた部下は、あまりにうるさいから『人事にはあなたは（近々）異動できるよう頼んである』と返信した。
そうですか、と途端に静かになった。
が、それが今年の人事で異動だと勝手に思ってたらしく、今回自分異動できなかったから朝から不機嫌だ

後任は、この人だといいなと思っていた人で、ベスト
人柄もよい。
でも、彼がぬけた前にいた部署はたいへんだろう

くだんの部下は『あなたが辞めたせいで、向こうの部署がたいへんになる』とケンカふっかけてきた

ここまでくるとエゴ爆裂
人間て汚いなあ

あんたがそんなんだから辞めたいんだよ

退職まであと24日

気持ちがあがったりさがったりしているうちにあっという間に退職まであと24日

どんどんと送られてくる退職に関する書類を記入して返送して記入して返送して

定年退職ではないので、「手順」が先に辞めた先輩たちと違うので聞いたことと違う・・ということも多かった。が、なんとかこなす。

忙しいくらいがちょうどいいかな・・

ということを考えていたらあっという間にあと3週間

やっと先週職場の人に話した

実は新人と私以外は全員転職組なので割とすんなり話は聞いてもらえたが

その後の反応はさまざま

一人は、さっそく翌日自分も辞めると言ってきた

もう一人は辞める上に、休暇をとって職探し。まさか今月中に退職願を出すのか・・・？？？なんともびっくり

一人は、「辞めないで欲しい」とメールをしてきた

だがしかし、自分が退職を決意した1つが、その部下から、「〇〇さん（私）の抜けた穴を埋めるよりは自分が抜けた穴を埋めるほうが楽だから、だから自分の方を先に異動させてくださいと管理職に頼みましたから」だから自分を先に異動させろと、責められた。。。なんともショックだった。先にいるほうが仕事が詳しくなるのは当たり前で、長くそこにいた人間に異動されたら大変だから、自分を先に異動させてくださいと上司に頼んだとは・・・なんというエゴ、自分のことしか考えていない

そんな人間からの「辞めないで欲しい」メール。更に笑えることに「もっと一緒に働きたいです」と・・・あきれました。だって「一緒に働きたくない」から異動希望してたんでしょう。私の異動を邪魔してまで、自分が先に異動したかったんでしょう。

なんとも人間の汚い部分を見さされました。

一番冷静だったのは一番若い部下。

家も近くて、年も離れてるけど気も合うので、かわいがっていたこともあるのかもしれないけど、「一人の人間にこれだけ長く負担をかける会社のシステムもおかしい」と冷静にもう限界なのを受け止めてくれた。

先に辞めた先輩が、「その人が見えるよ」と言ってた退職カミングアウト

まだ職場の6人だけだけど、ほんといろいろ見えますね。

その後も少しずつ報告してるけど、今後も付き合い続けたい人とそうでない人が割とはっきりしてきました。

人間関係の整理

思いがけず　できました

退職まであと97日

退職まであと９７日

気持ちが上がったり下がったり

やっと眠れるようになったのに